就職活動の仕上げに
入所2年目の林遼介と申します。
本日は論文式試験の合格発表となっています。
合格された方、おめでとうございます。
残念ながら今年は不合格の方、来年は合格できますよう、勝手ながらお祈りしております。
さて、就職活動は論文式試験の合格発表後に佳境に入っていきます。
採用イベントも残すところわずかとなり、その後はいよいよ採用面接が始まります。
もうすでに志望する監査法人等が決まっている方、まだ悩んでいる方もいらっしゃるかと思いますので、就職活動の終盤で改めて確認したいことをお話ししていきたいと思います。
また、面接で自信を持ってもらう意味合いを兼ねて、会計士試験で身に着けた知識が就職後にどう役立つかについてお話したいと思います。
〇就職活動の終盤へ向けて
法人選びの際には、興味のある分野やワークライフバランス等、考えるポイントは多々ありますが、その中でも法人の雰囲気をつかむことが重要だと思います。その法人に入ってモチベーションを長く保つためには、法人の空気感が自分に合っていることが前提だと感じるためです。
法人の雰囲気といっても、パンフレットやホームページに記載されているものだけでは、中々実感しづらいかもしれません。
就活イベント等でリクルーターと色んな話をして、その人となりを知っていく中で、その法人の本当の雰囲気を少しはつかめるのではないでしょうか。
また、大人数の採用イベントより、少人数の採用イベントの方がリクルーターと話す時間は長いですし、リクルーターの素の姿も見やすいかもしれません。
個別相談会等の機会が残されている法人には、足を運んでみてはいかがでしょうか。
当法人でもオンライン個別相談会を実施しておりますので、多くの皆様のご参加をお待ち申し上げております。
オンライン個別相談会の詳細はこちら↓
〇会計士試験で身に着けた知識
少し気が早いですが、会計士試験で身に着けた知識がどう役立つのか、私が監査法人入所後に感じたことをお話しします。
当然ですが、会計士試験での知識だけでは実務は到底こなせません。ですので、合格後には実務補習所に通って勉強することになります。
そうでなくとも、そもそも公認会計士というのは常に知識のアップデートが必要な職業です。
私も就職してから2年も経っていないですが、例えば監査基準の改定等により監査報告書のフォーマットも改定されるなど、受験時代に勉強していた知識のアップデートが必要なことが多くありました。
会計士試験の後も勉強が必要なことを語り、合格発表直後の皆さんの安堵感に水を差す形になったかもしれませんが、就職後に必要な勉強やこれらを活かした業務には、受験勉強時に得た知識が根本に息づいていることを皆さんに知ってもらいたいです。
知識のアップデート、といってもその土台になる受験時の知識がなければ理解できないこともありますし、受験勉強で学んだ机上の知識が実務を通して本当の意味で身につくことも多いです。
といったように、受験で勉強した基礎知識が業務の根底にあることを、私自身就職後に実感できることが多々ありました。
なので、皆さんが会計士となるべく勉強してきたことについては自信を持っていいと私は思います。
面接は堂々と受けることが大切ですので、このコラムを読んで、面接に向けて少しでも皆さんに自信を持ってもらうきっかけとなれば幸いです。