清友監査法人 SEIYU AUDIT CORP.

COLUMNコラム

繁忙期を振り返って

入社2年目の角田です。

5月28日に令和5年度の第Ⅱ回短答式試験が実施されました。
受験された皆様、お疲れ様でした。

私も2年前の今頃に短答式試験を受けました。試験終了後、自信はあったものの、いざ解答速報と向き合うとすごく緊張していたことを思い出します。
自己採点の結果、7割を超えていたため、すぐに論文式試験の準備に取り掛かりました。

今思えば、短答式試験終了後からの3ヵ月は試験勉強期間のなかで一番勉強し、一番つらい期間だったと思います。
私は、租税法と経営学の勉強をしていなかったため、他の受験生より大幅に遅れた状態でのスタートとなりました。
案の定、答案練習では、下の順位をさまよい、公開模試においてはE判定を受け、残りの期間で合格ラインまでもっていくことが絶望的な状況でした。
そんな状況でも、あきらめずに勉強しつづけた結果、論文式試験に合格することができ、当法人で働いております。

さて、当法人でも繁忙期がようやく落ち着こうとしています。私はこの期間で3月決算のクライアント7法人を担当しました。
1年目より担当クライアントが増え、さらに担当科目も複雑なものになり、単純作業の業務よりも考察を要する業務の方が多くなった2年目となりました。

1年目では経験しなかった監査計画や監査結果概要報告書の作成等も経験することにより、監査の一連の流れを把握することができました。ただ、慣れない業務に対しても時間は限られているため、対応に追われる日々で非常に大変な期間でした。
この期間で、これまで理解が足りていなかった部分について理解を深めることにより、自分を大きく成長させることができたと思っています。

会計士は日々勉強です。試験に合格しようと、一年間実務経験を積もうと、日々新しいことがやってくるため、対応するために勉強が必要となってきます。
だからこそ、会計士という職業は面白いなと思う期間でもありました。

公認会計士試験は何が起こるか分かりません。努力した人、諦めなかった人が報われる試験だと、個人的には考えています。
論文式試験まで残り3ヵ月ですが、皆様のご健闘をお祈りしております。